2026年3月7日
訪問看護で一人が不安?「報告を褒める」管理者が語る相談しやすい職場のつくり方
訪問看護で「一人が不安」をなくす。報告を褒める管理者が語る、相談しやすいチームのつくり方

「1人で抱え込みすぎてパンクしそうになる」。訪問看護への転職を考えるとき、多くの看護師がこの不安を口にします。
ぴゅあナースリハビリステーション新子安(横浜市神奈川区)では、「即時報告」をネガティブなものとせず、スタッフの強みとして評価する文化を育ててきました。スタッフがいきいきと働ける環境をどうつくっているのか。管理者さんに聞きました。
管理者を引き受けた理由──「楽しく働ける空気」は自分がつくる
管理者を引き受けた理由は明確です。
「自分が明るく楽しく仕事をして中心になったとき、スタッフが自ずと楽しく仕事ができるのではないかと考えました。発言力や行動が積極的にできる立場になれば、より良い影響を与え、スタッフとステーションを守ることができると思ったんです」
訪問看護は日中一人で利用者宅を回る時間が長い仕事です。だからこそ、ステーションに戻ったときや連絡を取ったときの空気感が、スタッフの安心感に直結します。自分のチームで一番価値を出せる領域として挙げたのは、「教育」でした。スキルを伸ばす以前に、困ったときに声を上げられる環境そのものを整えることが、管理者としての最優先事項だと考えています。
「報告を褒める」文化はどうやって生まれたのか

新子安ステーションのチームらしさはどこに表れているか。こう答えます。
「ルールを守り、何かトラブルや迷うことがあれば、すぐに報告や相談の連絡が来ること。逆に、訪問先でのトラブルの際にすぐ連絡がない状態は”新子安らしくない”と言えるほどです」
この文化を支えているのが、「頭ごなしに注意しない」という基準の徹底です。スタッフから報告があったとき、まず「報告してくれたこと自体」を評価し、感謝を伝える。相談はネガティブなことではなく強みなのだと、繰り返し言葉にしています。
訪問看護の現場では、利用者の容態変化や予想外の対応が日常的に起こります。そのとき「怒られるかもしれない」と思ったら、報告が遅れる。報告が遅れれば、対応も遅れる。最終的にリスクを負うのはスタッフと利用者の双方です。だからこそ、「言いにくいことほどすぐ言える空気」を仕組みとしてつくることに、最も力を入れています。
利用者対応で絶対に外さない判断基準
利用者への対応で「これだけは外すな」と伝えている基準を聞くと、二つ返ってきました。
一つは、生命を脅かすものか否かの判断。もう一つは、雑な言い方をしない、分からないことを曖昧に伝えない「真摯な対応」です。
判断に迷った時は、スタッフや利用者さんの「安全」を最優先にする。その原則をチーム全員で共有しています。訪問先で一人になる場面が多いからこそ、迷ったときに立ち返る基準が明確であることは、スタッフの不安を減らす大きな要素になっています。
新人が最初につまずくポイントと、管理者の育成スタンス

訪問看護の新人が最初につまずきやすいのは、「接遇」と「1対1でのケア時間の配分」だと管理者は話します。
接遇が得意なスタッフとの同行訪問を組んで学んでもらったり、ケアに時間がかかっている原因を一緒に考えてヒントを出したりしています。一方的に教えるのではなく、「何が障壁になっているか」をスタッフ自身が言語化できるよう促すことを意識しています。
同時に、自分自身の課題として挙げたのは「管理者がすぐに手を出しすぎないこと」でした。
「育成に手をかけすぎてスタッフの一人立ちを阻害しないよう、少し見守ることを意識しています。スタッフ自身の自己判断力や解決力を伸ばすことが、いまの目標です」
訪問看護では、最終的に利用者宅で一人で判断する場面が訪れます。そのとき自分の力で動けるスタッフを育てるには、「任せる勇気」と「見守る距離感」が必要です。手を出しすぎない。でも、SOSが来たら必ず応える。その両立が管理者としての核だと考えています。
1年後の目標と、応募を考えている方への一言
1年後に目指すステーションの姿を聞くと、迷いのない答えが返ってきました。
「誰も欠けることなく、”仕事が楽しい”とスタッフ全員がいきいき働いている状態です。迷った時は”自分と利用者さんを守るためにはどうするか?”という合言葉に立ち返る、誠実で真面目なチームであり続けたいですね」
これから新子安ステーションへの応募を考えている方へのメッセージも聞きました。
「来てくれてありがとうございます。一緒に成長していきましょう。うちに来て良かったと思えるステーションを作り続けていくので、新人・ベテラン関係なく、やりたいことや不安なことはなんでも教えてください。いつでも助けます」
向上心があり、チームを一緒に明るくしてくれる方を待っています。
見学・カジュアル面談のご案内
管理者の考え方やチームの空気感は、文章だけでは伝えきれない部分もあります。まずは事業所の雰囲気を見に来てください。カジュアル面談で、あなたの想いも聞かせていただけたら嬉しいです。

上記の画像から公式ラインへお気軽にご連絡ください。
ご質問は勿論、オンライン面談にも対応しています。